◇手作り用具で健康体操
玄米を入れたダンベルを使った体操を楽しむグループ。高齢世代の会員たちが元気よく体を動かして心地よい汗を流す。
設立は2009年。石巻市の出前講座として、日和が丘と南光町にまたがる第一日和親交会婦人部でダンベル体操を体験したのがきっかけだ。設立時から代表を務める佐藤洋子さん(69)ら、日和が丘周辺に住む27人の会員は60~80代の女性だ。
「当初は15人ほどだったが、健康志向の高まりで愛好者が増えた。この集まりは、笑顔になれる場所といったところ。さっそうとしている」と佐藤さん。
用具のダンベルは手作りだ。長さが15センチの袋に、約400グラムの玄米を入れて作製。手製ゆえに愛着も湧く。
玄米ダンベルの効果は確実に表れている。
82歳になる主婦小野寺暎子さん=日和が丘4丁目=は「握力が付き、ジャムが入った瓶のふたも簡単に開けられるようになりました。跳び上がったりもできて、体が軽くなった感じだ」と満足そうだ。
体操だけではない。5、6人ずつの班を編成し、当番制で会場準備や片付けを行う。こうした時間が実は貴重だという。
主婦の梅田とし子さん(78)=日和が丘2丁目=は「体操の合間などの世間話が楽しみ。精神的にも気分転換になり、心も元気になる」と笑顔で話した。
活動は、毎月第1・3月曜の午前10時~11時半。会場は石巻市大手町の日和山会館。会費は定めず、参加した場合は1回につき200円。入会希望者は直接会場へ。
【2018年3月20日(火)石巻かほく掲載】
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