◇腕前さまざま、和やかに
ホールに設置している3台の卓球台で、メンバーが入れ替わりながらプレーを楽しむ。「それいけ」「よし、決まった」。和やかな雰囲気の中、メンバーは爽やかな汗をかいている。
「卓球をするのが楽しくなるようなクラブの運営を目指している」と話すのは葛西秀昭会長(79)。「気軽に取り組めるようにとの思いで、卓球クラブではなく、ピンポンクラブと名付けた」と説明する。
2015年5月、東松島市大曲地区の住民を中心に結成した。発足から3年弱の若い団体は、住民の健康維持とコミュニティーづくりを活動の目的としている。活動会場の和やかな雰囲気を示すかのように、当初は24人だったメンバーは現在、32人に増えた。
佐藤れい子副会長(66)は「年齢が近い同士でプレーすることで、楽しく汗をかいている。運動不足の解消にもつながり、クラブの活動日が待ち遠しい」と積極的な参加を心掛ける。
学生時代に選手だった経験があったり、初心者だったりと、メンバーの卓球の腕前はさまざま。上級者同士は懸命なプレーを展開するほか、初心者は丁寧な指導を受けて技術を上達させるなど、それぞれのレベルに応じて卓球を満喫している。
メンバー間の親睦をメインとし、試合にこそ出場していないが、葛西会長は「試合に出られるような腕前になったら、卓球クラブに改称しようかな」とほほ笑む。
練習は東松島市大曲地区センターで、毎週金曜午前10時~正午。60~80代の男性14人、女性18人で活動を展開する。
【2018年3月27日(火)石巻かほく掲載】
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