◇安心学習、3人で支える
在住外国人を支援する国際サークル友好21が主催する「楽しい日本語教室」の開講中、別室で受講生の子どもたちを預かる。子育て中の外国人に集中して学習できる場を提供し、石巻地方での生活になじめるよう後押ししている。
メンバーは、いずれも石巻市の三浦佳子さん(65)、佐藤れい子さん(65)、近江敬子さん(65)。3人とも10~15年のベテランだ。
佐藤さんは「子どもたちから元気をもらえるし、3人で会えるのも楽しくて続けてきた」と話す。
現在預かるのは、母親がフィリピンとベトナム出身の1~4歳の3人。石巻中央公民館の和室でおもちゃで遊んだり、一緒にかくれんぼをしたり、祖母のような立場で触れ合い、にぎやかに過ごす。
託児は開講3年後の2002年から始まり、これまで70人以上の子どもたちが見守られてきた。おんぶしながら他の子のおむつを換えミルクをあげたほど、多くの子を預かった時期もあった。
近江さんは「成長しても、街で会うと駆け寄って来てくれてうれしい」と目を細める。
フィリピン出身で来日5年の伊藤マイベスさん(32)は「2人の子どもたちが教室の日を楽しみにしている。安心して勉強できてありがたい」と話す。
三浦さんは「安心して勉強に専念してもらいたい一心。けがなく楽しく過ごせる環境を提供していきたい」と笑顔を見せた。
教室の運営ボランティアを募集中。教室は毎週月曜、石巻中央公民館で午前10時から正午まで。連絡先は事務局清水さん0225(23)2863。
【2018年3月13日(火)石巻かほく掲載】
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