◇走る魅力、みんなで共有
楽しみながら走ることを目的に、50年以上前に設立されたランニング愛好者の会。東日本大震災の津波で自宅が被災しユニホームやスパイクなどが流された会員もおり、約1年間活動休止を余儀なくされた。
メンバーは、石巻市在住の40~70代の男女16人。月に1回集まり、練習会を開いている。交通事故や転倒に気を付けながら、自分の体力や実力に合わせて7、8キロのコースを走る。練習後に温泉やお風呂に入り、懇親会を開き近況について話すのも楽しみの一つだという。
阿部徹会長(72)は「集まって仲間と安らぎの時間を過ごすことが大切。走る魅力をみんなで共有していきたい」と語る。
会員たちは、いしのまき復興マラソンや松島ハーフマラソンなど各種マラソン大会に参加し、上位入賞など結果を残している。約100キロを走るチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(山梨県)や県内の温泉地を走って巡る「みやぎ湯めぐりウルトラ遠足(とおあし)」に参加した猛者もいる。
入会の理由はさまざまだが、「30代の時に健康づくりのため入会した」と言うのは最年長の木村洋一さん(78)。「仲間に元気づけられながら、この年まで走り続けることができた。市内を走っていると、いろいろな人と知り合いになれることが楽しみ」と交友関係の広がりを実感する。
練習会は石巻市日和が丘1丁目の市老人福祉センター「寿楽荘」を中心に、市内外で開いている。年会費は1000円。現在、会員を募集中。連絡先は阿部会長090(7060)2568。
【2018年3月6日(火)石巻かほく掲載】
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