◇「はねこ踊り」広げたい
石巻市桃生町に伝わる伝統芸能「はねこ踊り」を、多くの市民に広げようと18年前に発足した。市内の60~70代の主婦23人で活動している。メンバーは太鼓の音が録音されたCDに合わせ、両手に扇を持ち元気よく飛び跳ねている。
グループ名は「遊びのように、いつまでも笑って楽しく過ごせるようにしたい」という願いから、代表の津田寛子さん(71)が名付けた。
活動は、石巻地方で開催されるイベント出演がメイン。多い年では年60回ほどの依頼がある。震災前は結婚式や地域のお祭りに呼ばれ、会場の雰囲気を盛り上げていた。現在は祭りを中心に、高齢者施設への慰問など住民を元気づける活動が増えている。
3年ほど前から、はねこ踊り以外にチアダンスを取り入れた。津田代表は「他のジャンルの踊りを取り入れることで気分が変わります。若さも維持できますよ」と笑顔を見せる。
会員の佐藤小夜子さん(67)=渡波=は「『踊りを見たよ』と声を掛けてもらうこともあり、交友関係が広がるのがうれしい。体力が続く限り踊りたい」と話した。
津田代表は「いつまでも健康に過ごすことが一番大切。自分たちだけでなく、地域全体を明るく元気にする活動を続けていきたい」と意気込んでいる。
練習日は毎月第2、4日曜日の午後7~9時。石巻市清水町2丁目の湯殿山神社の道場で行う。会員募集はしていないが、イベントなどの出演依頼は受け付けている。連絡先は津田代表090(3199)3508。
【2017年12月5日(火)石巻かほく掲載】
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