◇子どもから英気もらう
石巻市開北小(児童330人)で水曜または金曜の週1回、始業前の「朝の時間」(午前8時10分~25分)を利用して児童に読み聞かせをしているボランティアグループが「コーヒータイム」だ。
同小にゆかりの深い男性2人と女性8人のメンバーがローテーションを組んで、2学年ずつを担当。絵本や本を朗読し、児童たちを喜ばせている。
22日は、同校に6年生の長男と4年生の長女を通わせる小松美生代表ら女性4人が、2年生と5年生に読み聞かせた。小松さんは2年1組で、絵本「パンダくんパンダくんなにみているの?」「しろかくろのパンダです。」の2冊を抑揚を効かせて披露。児童から自然と笑みがこぼれ、和やかな雰囲気に包まれていた。
子ども3人が同小を卒業した小山ゆきさん(68)=開北2丁目=は6月に入会。「直接子どもたちと関わる機会が少なくなっているだけに、私自身楽しみながらやっている」と話す。
元保育所長を務めた阿部みや子さん(69)=開北3丁目=も「児童は感受性が強い。子どもから英気をもらっている」としみじみと感想を語る。
発足は今から十二、三年前。メンバーは「子どもの頃に優れた本に出合うことはその後の成長に大きな影響を与え、豊かな心を育むための大きな力になる」と、読み聞かせの魅力を説明。地道な活動は今後も続けていく考えだ。
会費はお茶代やボランティア保険込みで年間500円。会員を募集している。連絡先は開北小0225(96)5401=月~金曜。
【2017年11月28日(火)石巻かほく掲載】
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