◇刺激もらい楽しく書道
「いいね!私よりうまい!」。講師の元高校教諭、奥田敏彦さん(77)=石巻市貞山1丁目=の一声に自然と笑みがこぼれる。石巻市石巻中央公民館。書道を学ぶ学習意欲旺盛な会員たちは、添削を受けながら上達を目指している。
会は40年ほど前に結成された。公民館の自主事業で開かれた書道教室の当時の受講者たちが「このまま終わりにしたのではもったいない」と会をつくったのが始まり。
会員たちは、和やかな雰囲気の中で、書道を楽しんでいる。それぞれ自宅で書いた作品を持参し、奥田さんに提出。朱筆での修正(お手本)を参考に再び筆を走らせる。楷書、行書、草書、隷書などいろいろだ。
事務局の須藤多伊子さん(77)=日和が丘1丁目=は「書道の勉強はもちろん仲間と一緒におしゃべりするのが楽しみの一つ」と話す。
1991年に入会した最年長の佐々木久江さん(81)=立町1丁目=も元気いっぱい。「これも書道のおかげかもしれませんね」と笑顔を見せる。
奥田さんは「皆さん、勉強熱心で年齢の割に上達は早い」と受講者たちの頑張りをたたえる。
他の会員たちも「毎回、みんなが元気な姿で会えることがうれしく、良い刺激になっています」と口をそろえる。健康を維持し、書道を続けていく考え。
練習は毎月第2、第4水曜日の午後1時半~3時半。現在会員を募集中。初心者はもちろん、男性も歓迎している。会費月1500円。連絡先は石巻中央公民館0225(22)2970。
【2018年5月29日(火)石巻かほく掲載】
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