◇汗流し、心身で充実感
昨年開講した、新しい教室。石巻市桃生地区に住む60~70代の男女15人が月に1回、心地よい汗を流している。
太極拳には激しい動きはほとんどないが、反面、一つ一つの動作全てに無駄がなく、短時間の動きでもすぐに体が熱くなる。
指導するのは、NPO法人日本教育空手協会理事長で、宮城いきいき学園の講師でもある小野寺脩さん。へその下にある「丹田」に気を静める「氣鎮丹田」が太極拳の基本的な考え方だといい、筋肉や骨格など体の使い方を意識した指導を心掛ける。
教室に通う参加者の中には、経験者は一人もいない。このため、教室では基本的な動作を中心に行っている。
小野寺さんは「参加者の様子を見ながらその日のメニューを決めている。ストレッチや歩き方、基本姿勢や目線の作り方を身に付けてもらうことを念頭に行っている。体の力を抜き、柔軟性を身に付けることで上達できる」と話す。
教室に通い始めて1年になる60代の女性は「以前より健康に気を使うようになった。教室を終えた後は、体が伸びたような感じがする」と充実した様子だ。
佐藤幸喜会長は「激しくはないが、普段使わない筋肉も含めて体のさまざまな筋肉を使う。動きがゆっくりなため、しっかりと体を使うようになる」と魅力を語った。
教室は、毎月第2金曜日午前10時から正午まで、石巻市桃生公民館で開いている。年齢は不問。参加費は、1回500円。連絡先は、佐藤会長0225(76)2750。
【2018年6月26日(火)石巻かほく掲載】
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