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Channel: なかま –メディア猫の目 ~ 石巻かほく
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湊不動沢不動尊奉賛会女性部(石巻)

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なかま

◇参道清掃しお茶飲み会

 石巻市不動町の高台に、町名の由来にもなり住民の心のよりどころとなっている湊不動沢不動尊がある。不動明王を祭るお堂や境内、参道を掃き清めるのが不動尊奉賛会女性部だ。

 1970年に不動町内会有志で結成。現在、50~80代の30人が名を連ねる。発足以来、毎月欠かさない清掃奉仕は、全国的にも珍しいという。奉賛会の男性会員も後押しする。

 夫の義彦さん(82)が堂守を務める女性部代表の高橋みわ子さん(77)は「多くの協力があり活動が継続できる。献身的で人情豊かな仲間に恵まれて幸せだ」と感謝する。

湊不動沢不動尊奉賛会女性部(石巻)

心を込めてお堂や境内を清掃する女性部員たち

 清掃だけにとどまらず、春、秋の大祭にも携わる。今月28日の秋大祭では、27日の前夜祭とともに出店の準備をする。元旦祭、どんと祭、親睦旅行に加え、記念行事、環境整備と活動の幅は広い。

 部員は親しみを込めてお不動さんと呼ぶ。東日本大震災の津波が地区を襲ったが、家屋流失は皆無だった。震災当時は住民の避難、支援に駆け付けたボランティアの滞在場所にもなった。「まさに守護神だ」と部員は口をそろえる。

 境内は杉木立に囲まれ、幽玄な雰囲気と静寂が包む。この日、都合の付いた16人が参道を上り、清掃に励んだ。作業後のお茶飲み会も楽しみの一つ。大﨑美佐恵さん(57)は「みんなが集まることで絆がより強まってくる。住民の交流の場となり、元気にもなれる」と笑顔で声を弾ませた。

 清掃活動は、毎月27日午前8時半から行う。女性部の対象は不動町在住者で、若い世代の加入を歓迎している。

【2017年9月12日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

「なかま」に掲載を希望する団体やグループ(スポーツ団体を除きます)を募集しています。はがきやメール、ファックスで団体名、代表者、電話番号、活動内容を明記し、お送りください。
   〒986-0827 石巻市千石町4の42 石巻かほく「なかま」係
   メール ishinomaki@sanrikukahoku.jp
   ファックス 0225(21)1668


石巻手話勉強会

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なかま

◇楽しみながら表現学ぶ

 和室で車座になり、音楽に合わせて手話を学ぶ。間違えたってへっちゃら。楽しい雰囲気が勝る。

 「まずは楽しむことが大切。手話の表現を忘れたっていい。次の機会に覚えればいいという、軽い気持ちも大切」。1972年に設立された市内で最も古い手話サークルとなる石巻手話勉強会の村上ゆり子副会長(60)は言う。

 難しいと思われがちな手話だが、その表現には、物の形状や動作を表すものが多い。例えば、握った手を頭から離すと、枕を外すしぐさとなって「朝」。向かい合う両手の人さし指を曲げると「あいさつ」。さらに、この二つの動作を続けると「おはよう」と変化する。

石巻手話勉強会

音楽に合わせて手話を学ぶ参加者

 村上副会長は「どういう成り立ちがあるのか、手話のルーツを覚えるのも楽しみの一つ。地域によって手話が方言のように違うこともあり、奥が深い」と、聴覚障害者の意思伝達の手段だけでなく、生涯学習としての魅力も説く。

 最年少の石巻市釜小6年阿部名桜さん(12)も毎週の活動を心待ちにしている。「歌に合わせて手話をするのが面白い。家では、おばあちゃんと練習してるんだ」と声を弾ませる。

 そんな「楽しく」をモットーとする勉強会は、24日に石巻市中瀬公園である「いしのまき福祉まつり」で、アニメ「となりのトトロ」の「さんぽ」などのメロディーに合わせ、手話を披露する予定だ。

 活動は毎週金曜午後7~9時、石巻市石巻中央公民館。会員は12人。メンバーを募集中。連絡先は村上副会長090(6850)1896。

【2017年9月19日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

「なかま」に掲載を希望する団体やグループ(スポーツ団体を除きます)を募集しています。はがきやメール、ファックスで団体名、代表者、電話番号、活動内容を明記し、お送りください。
   〒986-0827 石巻市千石町4の42 石巻かほく「なかま」係
   メール ishinomaki@sanrikukahoku.jp
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石巻山の会

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なかま

◇景色楽しみ、健康づくり

 石巻中央公民館に山好きの中高年男女が集まる。毎月の例会だ。それぞれの会員が最近登った山の報告や、今後の登山計画を話し合う。山の話題に自然と笑顔が生まれ、和やかな雰囲気に包まれる。

 前身は1970年5月に発足した石巻勤労者山岳会。2年前に名称を変更し、新たなスタートを切った。会員は石巻地方に住む42歳から73歳までの男性19人、女性4人。

 山岳会発足の3年目からメンバーに名を連ねる菅野正雄会長(65)=石巻市開北4丁目=は「山には四季折々の楽しみ方がある。夏場は高山植物を観賞しながら気心知れた仲間たちと一緒になって頂上を目指す。何とも言えない達成感がある」と、登山の魅力をしみじみ語る。

石巻山の会

月山をバックに村山市と寒河江市の境にある葉山(1462メートル)で記念撮影するメンバーら=2016年10月

 8月に奥秩父(埼玉県)の甲武信岳を登り、日本百名山を制覇したばかりの石森康一郎さん(62)=同市貞山3丁目=は登山を始めて42年。「どの山も景色の美しさは素晴らしい。心が洗われ、リフレッシュにもなる」と話す。

 他のメンバーも「すがすがしい空気に触れることができて、心身の健康に最適。これからも体が続く限り続けていきたい」と口をそろえる。

 山の魅力、登山の素晴らしさを多くの市民に知ってもらおうと5月と11月に市民ハイキング、7月と10月には市民登山を開催。PRにも努めている。

 月例会は第3火曜日午後7~9時。会費は月700円。会員を募集している。連絡先は菅野会長0225(96)0883=月~金曜日午後6~8時。

【2017年9月26日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

「なかま」に掲載を希望する団体やグループ(スポーツ団体を除きます)を募集しています。はがきやメール、ファックスで団体名、代表者、電話番号、活動内容を明記し、お送りください。
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桃いろスコッパーズ(石巻)

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なかま

◇リズムを合わせ一体感

 三味線に見立てたスコップを栓抜きなどで演奏するサークル。いしのまき農協女性部桃生地区、唯一の愛好会として石巻市桃生町内に住む13人で活動を展開している。

 ほかの女性部が取り組むスコップ三味線を見た代表を務める鈴木宮子さん(70)が「やってみたい」と考え、2012年6月にメンバーを募集し、集まった11人でスタートした。

 発足以来、決まった指導者はいない。「発表会や大会を鑑賞して、見よう見まねで練習している」と鈴木さん。津軽じょんがら節や演歌のほか、若者に人気のAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」なども練習し、レパートリーは10曲を超える。

桃いろスコッパーズ(石巻)

スコップ三味線の練習に励む桃いろスコッパーズのメンバー

 市社会福祉協議会のイベントや仮設住宅集会所で披露したほか、毎年6月に開かれる桃生地区芸能祭に出演するなど活動の幅を広げている。

 芋沢葉子さん(66)は「リズムに合わせるように、たたいて一つになった時の一体感は最高」と魅力を話す。

 昨年12月に五所川原市で開催された世界大会を見てさらに刺激を受けた。迫力あるばちさばきや身ぶりなどのパフォーマンス、スコップなどの装飾に圧倒された。「恥ずかしがらずに堂々と発表する」ことを誓う。

 今は8日に北上市で開かれる岩手県大会に向けて、練習に余念がない。

 活動は、毎月2回・月曜日に、いしのまき農協桃生中央支店2階会議室で午後1半から2時間行っている。年会費2000円。連絡先は、桃生中央支店0225(76)3131。

【2017年10月3日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

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童謡愛好会(東松島)

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なかま

◇歌詞を味わい爽やかに

 東松島市小野市民センターで、市内在住の60~90代女性41人が活動。コーラスグループなどを教える大友佳代さん(72)の指導で、年齢を感じさせない若々しい表情で爽やかな歌声をホールに響かせている。

 設立は、東日本大震災があった2011年。元々は同センターのカルチャースクールだったが、震災でセンターと会員が被災。活動ができない中で、会長の池田しげ子さん(83)=同市牛網=らが「集まって歌える場所は残したい」と、その年の10月に立ち上げた。

 歌う童謡のレパートリーは数え切れなくなったというほど多く、「春が来た」「とんぼのめがね」など、大友さんが決めたテーマや季節に合わせたものを歌う。歌の指導だけなく歌詞の意味や作詞家が込めた思いなども学んでいる。

童謡愛好会(東松島)

歌声をホールに響かせる童謡愛好会のメンバー

 メンバーの安倍弘子さん(74)=同市小野=は「小さい時に口ずさんでいたものもあれば、この年になって初めて聴いたものもあって、奥深く飽きが来ない」と話す。

 熱海光子さん(78)=同市牛網=は「童謡一つ一つに物語があり、歌うたびに新たな発見があるのが面白い」と笑みを見せた。

 一部会員は慰問活動も積極的に行い、年に30回ほど市内の高齢者福祉施設を中心に歌う。一緒に声を出し、歌を懐かしみ涙を流す利用者もいるなど、好評を呼んでいる取り組みという。

 活動は毎月第2・4水曜日の午前10時~正午。前期の5~9月と後期の10月~翌年3月に分けている。年会費はテキスト代などで6000円。連絡先は池田会長0225(87)2833。

【2017年10月9日(月)石巻かほく掲載】

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石巻古文書勉強会

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◇根気強く崩し字を解読

 仙台藩の正史「伊達治家記録」を主な教材に、古文書の解読にいそしむグループ。会員は、代表の亀山幸一さん(89)=石巻市駅前北通り2丁目=ら、6人。活動は月1、2回のペースで年16回、石巻市石巻中央公民館に集まり勉強に励んでいる。

 2001年1月、それまで旧石巻文化センター主催の古文書解読入門講座で学んでいた仲間が話し合い、発足させた。「文化センターの講座は毎年2、3週間の期間で終わってしまうので、せっかくだから古文書と接する機会を増やそうと設立を決めました」と亀山さん。

石巻古文書勉強会

崩し字の読み方など、基本からこつこつ勉強する仲間たち

 東日本大震災で活動を一時中断した後、12年に再開した。発足当初十数人いたメンバーで、現在も継続しているのは2、3人になったが、新たな仲間が加わった。

 原本には読みにくい字もまだ多く、崩し字解読辞典を片手に、根気強く取り組んでいる。

 会員の一人、相沢利喜子さん(68)=石巻市開北2丁目=は、仙台市博物館に展示されている昔の書状に興味を持ち、自分も読み下せるようになりたくて入会したという。「崩し字に慣れるのは大変だけれど、目標に向かって少しずつ頑張っています」

 講師を務めているのは石巻市職員で博士(文学)でもある佐々木淳さん。「時代背景を考えながら読めるようになってくれれば」と期待を込めて見守る。初心者には、授業のテンポを緩めて優しく教えている。

 毎月第2・4火曜を中心に活動。会員を募集中。連絡先は代表の亀山さん0225(22)5770。

【2017年10月17日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

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陸上競技愛好会(石巻)

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なかま

◇健康第一に、好成績狙う

 短距離や長距離走、走り幅跳びなどの陸上種目で体を動かし、健康寿命の延伸を図る愛好会。20年ほど前に発足した。石巻地方の女性2人を含む60~80代の12人が、和やかな雰囲気の中で運動を楽しんでいる。

 会員の半数は、県マスターズ陸上競技連盟に加盟。年に数回ある大会で好成績を収めるため、個々で出場する種目の練習に汗を流している。

 練習場所は石巻専修大グラウンドで、大学生や中高生と練習が一緒になることもある。フレッシュな子どもたちから元気やパワーをもらい、モチベーションを高めている。

陸上競技愛好会(石巻)

体を動かして健康寿命の延伸を図る会員たち

 大半が経験者だが、初心者の会員もいる。

 40歳を過ぎてから陸上を始めた橋浦恵子さん(66)=石巻市伊原津=は、「元々走ることが好きでした。汗をかくことはストレス解消になるし、健康維持にもつながっている」と話す。

 合言葉は「生涯スポーツ」。健康で長く競技を続けることが目標だ。

 年長者で相談役の青柳隆さん(80)=同市羽黒町=は、「頑張っている仲間と顔を合わせると、気持ちも前向きになる。陸上を始めてからは大きな病気にもかかっていない」と語る。

 高橋行雄代表(76)=東松島市矢本=は「家にひきこもらず、会員たちと顔を合わせながら練習することはいい刺激になっている。これからも活動を続けていきたい」と意欲を見せる。

 活動は週に3回(月・水・金)、午前9時半~11時半。年会費は1000円。会員募集中。陸上に関心のある人で、初心者可。連絡先は高橋代表0225(82)9409。

【2017年10月24日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

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石巻シティウインドアンサンブル

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なかま

◇吹奏楽の楽しさ伝える

 石巻地方在住の30~60代の15人が参加。仕事に励む傍ら趣味にも全力で楽しむ人々が集まり、石巻市石巻中央公民館で演奏を楽しんでいる。1982年に設立。石巻中や山下中の卒業生らが中心となって立ち上げた。

 毎年11月に石巻中央公民館で行う石巻シティウインドアンサンブルコンサートや、トリコローレ音楽祭など地域の音楽イベントにも数多く参加。コンサートや行事に向けてアニメソング「夢をかなえてドラえもん」や「ひょっこりひょうたん島」などのほか、「セドナ」「吹奏楽のための民話」といった吹奏楽曲など、幅広いジャンルの曲の練習をしている。

 東日本大震災で一時活動休止に追い込まれたが、2011年12月から石巻市の鹿島御児神社社務所を借り練習を再開。12年、活動場所を石巻中央公民館に移した。

石巻シティウインドアンサンブル

コンサートに向けアニメソングなどの練習をする団員ら

 子どもを連れて練習に参加するメンバーも多く、学校行事に関する情報交換や雑談なども楽しみの一つだという。

 ユーフォニウムを担当している雫石由貴さん(39)は「子どもも練習ではタンバリンやマラカスなどのパーカッションをさせてもらい楽しんでいる。コンサートでは演奏を楽しみ、お客さんにも吹奏楽の楽しさが伝われば」と述べた。

 山田元郎団長(62)は「吹奏楽を通して純粋に音楽を楽しみたいという人が集まっている。これからも音楽を楽しむ輪を広げていきたい」と抱負を語った。

 練習は、毎週木曜の午後7時~9時半。団員募集中。連絡先は事務局090(8259)6125。

【2017年10月31日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

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さくら押し花教室(石巻)

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なかま

◇生活に潤いと生きがい

 花を愛し、美しさを残すアートが押し花ではないだろうか。絵画ではなく、生け花でもない。不思議な感覚に包まれる。

 さくら押し花教室は、石巻市などの女性13人が集い活動する。同市河南地区を拠点としていた押し花インストラクター佐藤けい子さん(69)=石巻市鹿又=が主宰し、2005年に開設。50代以上の人生経験豊富な仲間が集う。

さくら押し花教室(石巻)

展示会に出品し、作品の前に並ぶ会員ら

 活動の場は、同市北村の遊楽館。自宅の庭などで採取した花を乾燥させ持ち寄り、独自のデザインに沿って押し花を配置しながら額入りの作品に仕上げていく。

 自慢の作品展示会は、年2回開催する。

 10年前から取り組む千田二美子さん(64)=石巻市前谷地=は「仕事の関係でブランクはあったが、周りの仲間がいい刺激となり制作に励める。途中に挟む昼食時の世間話も楽しみで、心の支えだ」と話す。

 心の張り合いになっているのは千田さんだけではない。最高齢90歳の中塩ときえさん=同市北村=は「絵が好きで、季節の花を生かして作品にする。生きがいにもなる。健康な限り続けたい」と笑みを浮かべた。

 佐藤米子さん(85)=同市鹿又=は自宅を改築し自らの作品を展示。そこで友人らを集めてお茶飲み会を開くほどだ。

 指導に当たる佐藤さんは言う。「制作は難しいものではない。さまざまな花に目を向けることで、日々の暮らしに潤いが生まれる。友人の輪も広がる。そこに押し花の魅力がある」

 教室の活動は毎月2回を予定。変更もある。連絡先は佐藤けい子さん0225(74)2639。

【2017年11月7日(火)石巻かほく掲載】

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石巻婦人家庭バレーボール愛好会

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なかま

◇声出し、はつらつプレー

 「ナイスレシーブ」
 「思い切りスパイクして」

 跳んだり駆けたり元気な声をコートに響かせる。1974年に設立したビニールバレーボールの愛好会。現在は16人のメンバーが毎週1回、汗を流す。

 愛好会で30年以上活動を続ける相沢美津子さん(73)=石巻市日和が丘4丁目=は「仲間づくりや健康づくりの場である愛好会のおかげで、いつもにこにこしているメンバーが多い」と笑顔で話す。

石巻婦人家庭バレーボール愛好会

仲間づくりも楽しみながら、プレーするメンバー

 生涯スポーツとして、仲間づくりなどに重きを置いた活動を進めているため、プレー時には独自ルールを設定。3回以内に相手コートにボールを返すことにこだわらず、ボールが着地するまでプレーは続行。ラリーが続く時は、大きな声を掛け合って懸命にボールを追う。

 「家にこもっているよりも、バレーをすれば足腰が鍛えられていい」「心と体がリフレッシュでき、一石二鳥で楽しめる」と、メンバーはプレーとそれに伴う奏功を挙げる。

 気心の知れた仲間が集まって、プレーの合間にするおしゃべりも楽しみの一つ。「バレーの時間より、世間話をしている方が長いこともある」というほどだ。

 平均年齢70代というメンバーは年に1回程度、温泉や景勝地に日帰り旅行に出掛けたり、食事会を開催したりして、バレー以外でもコミュニケーションを取ることに努めている。

 練習は毎週木曜午前10時~正午、石巻市石巻中央公民館。メンバーを募集中。連絡先は日野さん0225(22)3282。

【2017年11月14日(火)石巻かほく掲載】

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卓球サークル「愛球会」(石巻)

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なかま

◇ラリー中心に磨き合う

 石巻市錦町の山下屋内運動場近くの住民たちで、2003年6月に結成された卓球サークル。東日本大震災で運動場が被災し、活動を一時中断したが、12年10月に再始動した。同時期に築山3丁目の釜会館で活動している卓球サークルもあったが、釜会館での再開が遅れたため、愛球会に移って取り組む会員もいる。

 会員は67~87歳の20人。試合形式は行わず、相手と返し合うラリーがプレーの中心だ。半数は未経験者で初めは返すのがやっとのピンポンレベルの腕前だったが、練習を重ねるうちにラリーを続けられるほどに上達しているという。

卓球サークル「愛球会」(石巻)

仲間づくりも楽しみながらプレーするメンバー

 親睦も大事にしている。毎回、中盤の30分間は休憩タイムとしてお茶を飲むなどして交流を深めている。春には花見、秋には紅葉狩りも行っている。

 築山2丁目の永山進さん(76)は、山下屋内運動場のほか、釜会館での卓球サークルにも参加。二つを掛け持ちする。「小さな動きで適度に汗が流せるのが魅力」と満足そう。

 最年長の佐藤善弘さん(87)=大街道南1丁目=は「卓球で体を動かした日はぐっすり眠ることができる。何も考えず集中できるのがいい」と話す。

 介護予防活動支援事業として、活動費の一部補助を市から受けている。代表で蛇田に住む安達勲さん(76)は「卓球をやることで健康につながり、さまざまな病気予防になる」と取り組みに太鼓判を押す。

 活動は、毎週金曜日午前10時~正午に山下屋内運動場で。会員若干名募集中。年会費3000円。連絡先は安達代表0225(93)2075。

【2017年11月21日(火)石巻かほく掲載】

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読み聞かせボランティアグループ「コーヒータイム」(石巻)

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◇子どもから英気もらう

 石巻市開北小(児童330人)で水曜または金曜の週1回、始業前の「朝の時間」(午前8時10分~25分)を利用して児童に読み聞かせをしているボランティアグループが「コーヒータイム」だ。

 同小にゆかりの深い男性2人と女性8人のメンバーがローテーションを組んで、2学年ずつを担当。絵本や本を朗読し、児童たちを喜ばせている。

 22日は、同校に6年生の長男と4年生の長女を通わせる小松美生代表ら女性4人が、2年生と5年生に読み聞かせた。小松さんは2年1組で、絵本「パンダくんパンダくんなにみているの?」「しろかくろのパンダです。」の2冊を抑揚を効かせて披露。児童から自然と笑みがこぼれ、和やかな雰囲気に包まれていた。

読み聞かせボランティアグループ「コーヒータイム」(石巻)

読み聞かせ終了後、休憩室で懇談するメンバーたち

 子ども3人が同小を卒業した小山ゆきさん(68)=開北2丁目=は6月に入会。「直接子どもたちと関わる機会が少なくなっているだけに、私自身楽しみながらやっている」と話す。

 元保育所長を務めた阿部みや子さん(69)=開北3丁目=も「児童は感受性が強い。子どもから英気をもらっている」としみじみと感想を語る。

 発足は今から十二、三年前。メンバーは「子どもの頃に優れた本に出合うことはその後の成長に大きな影響を与え、豊かな心を育むための大きな力になる」と、読み聞かせの魅力を説明。地道な活動は今後も続けていく考えだ。

 会費はお茶代やボランティア保険込みで年間500円。会員を募集している。連絡先は開北小0225(96)5401=月~金曜。

【2017年11月28日(火)石巻かほく掲載】

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はねこ踊り「笑遊会」(石巻)

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◇「はねこ踊り」広げたい

 石巻市桃生町に伝わる伝統芸能「はねこ踊り」を、多くの市民に広げようと18年前に発足した。市内の60~70代の主婦23人で活動している。メンバーは太鼓の音が録音されたCDに合わせ、両手に扇を持ち元気よく飛び跳ねている。

 グループ名は「遊びのように、いつまでも笑って楽しく過ごせるようにしたい」という願いから、代表の津田寛子さん(71)が名付けた。

 活動は、石巻地方で開催されるイベント出演がメイン。多い年では年60回ほどの依頼がある。震災前は結婚式や地域のお祭りに呼ばれ、会場の雰囲気を盛り上げていた。現在は祭りを中心に、高齢者施設への慰問など住民を元気づける活動が増えている。

笑遊会(石巻)

はねこ踊りの練習に励む会員たち

 3年ほど前から、はねこ踊り以外にチアダンスを取り入れた。津田代表は「他のジャンルの踊りを取り入れることで気分が変わります。若さも維持できますよ」と笑顔を見せる。

 会員の佐藤小夜子さん(67)=渡波=は「『踊りを見たよ』と声を掛けてもらうこともあり、交友関係が広がるのがうれしい。体力が続く限り踊りたい」と話した。

 津田代表は「いつまでも健康に過ごすことが一番大切。自分たちだけでなく、地域全体を明るく元気にする活動を続けていきたい」と意気込んでいる。

 練習日は毎月第2、4日曜日の午後7~9時。石巻市清水町2丁目の湯殿山神社の道場で行う。会員募集はしていないが、イベントなどの出演依頼は受け付けている。連絡先は津田代表090(3199)3508。

【2017年12月5日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

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石巻点字勉強会

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なかま

◇地元の情報を毎月点訳

 目が不自由な人の暮らしに役立つ地域の話題や休日当番医などの情報を点訳する活動に、石巻市の女性10人が取り組む。

 「面白かった、役に立ったと言われることが励み」と山本美智子会長(70)は話す。

 創立は1974年。活動の柱は、石巻市図書館が毎月発行する「点字いしのまき」の製作だ。1982年5月の創刊から支え、今月422号を数える。内容は、石巻かほくや地元情報誌などの抜粋で、コラムや飲食店情報などが中心だ。

 点字は縦3点、横2列の6点の組み合わせで、かな五十音や数字、符号を表す。かな表記のため、漢字を正しく読む必要があり、単語の区切り方などに規則がある。月1度集まり、読み合わせをして正確な表現を目指す。

石巻点字勉強会

「点字いしのまき」の読み合わせを行う会員たち。視覚障害者が参加することも多く、和気あいあいと原稿をチェックする

 かつては1点1点、紙に打っていたが、現在はパソコン点訳が主流だ。分担して自宅で点訳後、専用プリンターで印刷し、毎月15日に登録した12人に郵送される。

 会員で視覚障害者でもある南伸子さん(66)は「読み上げ機能など便利な手段は増えたが、点字はいつ何度でも読めるので、レシピなどは点字が一番」と語る。

 年に数回、小学校で点字の読み書きを体験してもらうほか、石巻視覚障害者福祉協会の運営のサポートも担っている。

 会員の丹野智子さん(73)は「言葉の成り立ちや正確な読み方を覚えられる。楽しみながら人の役に立てる充実感がある」と笑顔を見せた。

 毎月第1水曜午前10時から、石巻市図書館で読み合わせを行う。見学自由。連絡先は山本会長0225(95)8273。

【2017年12月12日(火)石巻かほく掲載】

■掲載希望団体を募集

「なかま」に掲載を希望する団体やグループ(スポーツ団体を除きます)を募集しています。はがきやメール、ファックスで団体名、代表者、電話番号、活動内容を明記し、お送りください。
   〒986-0827 石巻市千石町4の42 石巻かほく「なかま」係
   メール ishinomaki@sanrikukahoku.jp
   ファックス 0225(21)1668

なるせコーラス愛好会(東松島)

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なかま

◇声を出しストレス解消

 東松島市在住者らで構成するコーラス愛好会。1982年に発足した。会員は60~80代の32人(女性26人、男性6人)で、男女三つのパートで歌う「混声三部合唱」を主に練習している。元音楽教師の大友佳代さん(72)が指導している。

 前身は、旧鳴瀬町公民館の教室だった。初期メンバーは女性18人に対し、男性が1人だけ。93年に男性が2人加わるまでは、女性だけの同声合唱だった。

 現在も女性会員が大半を占める中、男性会員の存在は大きい。大友さんも「男性パートは合唱の土台。少ないながらキャラクターが立っていて、すてきな歌声の持ち主ばかり」と話す。

なるせコーラス愛好会(東松島)

美しい歌声を響かせて練習に励む愛好会のメンバー

 副会長を務める多田龍吉さん(77)=同市小野=は「少しでも文化活動の振興に役立てれば、との思いで入った。でもやっぱり歌が好きでないと続けられないですよね」と言う。

 市民文化祭など、発表する機会は少なくとも年に3回はある。震災後は、慰問に訪れた方々との交流を兼ねた合唱も増えている。

 事務局の滝幸子さん(75)=同市小野=は「歌うことはストレス解消になる。もう歌がない生活は考えられない」と笑みを見せる。

 初期メンバーの一人で、会計の丹野美代子さん(80)=同市牛網=は「男性も女性もみんなで歌って一つの曲が完成する。こうして続けられるのも仲間のおかげ。健康な限り続けていきたい」と話している。

 活動は毎月第2・4土曜日の午前10時~正午。発表会前は頻度が増える。会費は月1000円。連絡先は滝さん090(6688)6715。

【2017年12月19日(火)石巻かほく掲載】

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女川将棋クラブ

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なかま

◇学校も訪問、優しく指導

 女川町在住の高齢者を中心につくるクラブ。小学生も1人参加している。

 発足は戦後間もない1947年と古く、東日本大震災で一時休止したが2013年に再開した。70年の節目に当たる今年は仲間が増え、28人で活動。級位者がほとんどで、楽しい時間を過ごすことを第一にしている。

 年間の活動の中でも主要な事業は「震災復興町民将棋大会」の主催で、新春大会(1月)と納涼大会(8月)の2回、町内外から多くの愛好者が集まる。

女川将棋クラブ

女川小の子どもたちと将棋を楽しむ女川将棋クラブの会員たち。分かりやすい指導で上達に導く

 16年9月に誕生した女川小放課後将棋クラブでの指導も、会員たちにとって楽しみの活動になった。

 月1回の学校訪問だが、みんな生きがいを感じながら、孫世代の子どもたちと交流。「優しく教えてくれるので覚えやすい」(6年野村拓海君)、「強い人に教わって自分も強くなりたい」(4年幸野吉桂(よしかつ)君)と、慕われている。

 入会する児童が当初の10人から23人にまで増えたことから、先日、新たな駒を6組寄贈した。

 「子どもたちと指すと気持ちが若返る」と話すのは理事の木村信雄さん(58)。「頭から教え込もうとせず、自分からもっと覚えたいと意欲が湧くような接し方を心掛けている」という。

 事務局長の阿部勇さん(72)は「将棋を通して相手を思いやる心、礼儀作法、集中力などを身に付けてもらえれば」と願っている。

 年間の活動は他に月2回、町勤労青少年センターで行う練習会と、年1回の移動研修会、東北発電工業女川支社(塚浜)の社員との交流対局など。入会の連絡先は阿部さん0225(53)4767。

【2017年12月26日(火)石巻かほく掲載】

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やさしい大人の英会話(石巻)

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なかま

◇身近な話題で基礎学ぶ

 石巻市渡波で学習塾を経営する武山明美さんが、「渡波で英会話教室を開きたい」というアメリカ人女性に2014年、学習塾の一室を貸し出したのが始まり。女性の帰国後、現在は武山さんが引き継いで講師を務め、市内の50代から60代の女性7人が参加している。

 教室では、海外旅行で必要な基礎的な英会話を中心に学んでいる。

 最近は、石巻高の生徒有志が英語と日本語で作成した石巻地方の観光ガイド「Ishinomaki AtoZ」を参考に、地元の隠れた観光スポットや名所を外国人に案内できるよう調べながら勉強している。

やさしい大人の英会話(石巻)

和やかな雰囲気の中で英語を学ぶ会員たち

 このほか、出身校の歴史を英語で紹介する英作文に挑戦したり、一週間に自分の身の回りであった出来事を英語で紹介したりするなど、楽しみながら英語力を高めている。

 4月以降は、基礎英語から日常会話までを取り扱う英会話初心者コースの設立を予定している。

 昨年11月、英検2級に合格した菅野松子さんは「毎週メンバーのみなさんが話す一週間の出来事を聴くのが楽しみ。英語でしゃべることが苦手なので、力を入れて練習していきたい」と意気込んでいる。

 武山さんは、「日本人同士で学びながら外国の方々と会話にチャレンジする土台を作りたい」と話している。

 教室は毎週水曜日の午前10時半~11時半、石巻市渡波1丁目の学習塾A・Tスタディ・ルームで。現在会員を募集中。連絡先は、武山さん0225(97)3903。会費は1回500円(コーヒー付き)。

【2018年1月9日(火)石巻かほく掲載】

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琴城流大正琴石巻支部万石教室

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なかま

◇弦の音色、癒やしと力に

 石巻市万石町にある万石町集会所に、しみじみとしてどこか懐かしげな音色が響く。大正琴だ。琴城流で学ぶ愛好者が、練習ながらも息の合った演奏を披露する。

 琴城流指導教授の鈴木一夫さん(70)の教えを受け、演奏するのは渡波地区に住む6人の女性。歌謡曲や民謡、フォークソング、ジャズとジャンルは幅広い。全員が70代以上だが、表情は生き生きと輝き、パワフルでもある。

 代表の阿部照子さん(77)は「手先を器用に動かして弦を弾き、1曲ずつ覚えていく。手と頭を使えば脳も活性する。健康的で長寿につながります」と笑う。

琴城流大正琴石巻支部万石教室

息の合った演奏を披露する会員たち

 もともと渡波地区には、公民館の講座受講生と、漁協婦人部員がそれぞれ1990年ごろに組織した大正琴の2団体があり、会員は両団体で計40人近くもいた。

 東日本大震災で犠牲になったり、市外に転居したり、さらに冬場に多忙を極めるカキむき作業もあって、会員は共に激減。昨年4月に両団体が一緒になり、活動を開始した。全員で6人と少ないが、元気いっぱいだ。

 末永陽子さん(74)は震災後2年7カ月の間、仙台市内に避難した後、地元に戻り大正琴を再開した。「大変な思いをしたが、大正琴に心が癒やされ、ほっとした」と思い返す。

 最高齢者の阿部純子さん(86)も「好きな演奏ができて、仲間がいる。心の支えになる」と話す。生きる張りにもなっている。

 万石町集会所が活動の拠点。練習は毎月第2、4月曜日の午後1時半から約2時間。連絡は阿部代表0225(97)4819。

【2018年1月16日(火)石巻かほく掲載】

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女川コーラス・ソレイユ

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なかま

◇歌って、気持ち前向きに

 約30年間、女川町で活動を続けている女性のコーラスグループ。練習ではピアノ伴奏に合わせ、二部合唱で高らかな歌声を響かせる。15人のメンバーが談笑して交流も深めている。

 高野和子会長(70)=女川町女川浜=は「気心が知れた仲間が集まって歌うのは楽しい。声を出すことは健康にいいし、気持ちも前向きになる。今年もたくさん歌いたいね」と笑顔で話す。

 グループは、女川町民文化祭や石巻市の市民合唱祭、県北合唱祭などに参加して練習の成果を披露している。今月11日に開いた歌い始めを兼ねた新年会でも、メンバーは「暗譜して合唱祭に臨む」「今年も音楽の力強さや素晴らしさを実感したい」と前を見据えていた。

女川コーラス・ソレイユ

新田昭夫さん(右)の指導で美しい歌声を響かせるソレイユのメンバー

 東日本大震災の津波で拠点を失い、震災後1年ほどは活動を自粛していたが、女川町に派遣された職員を介して群馬県玉村町との交流が始まるなど、新たな展開もスタート。会の活動としても震災以前とは趣向が異なる新鮮さが加わった。

 メンバー同士の結びつきが強いところがグループの魅力。

 震災で自宅が被災し、移住した仙台市泉区住吉台から通う前会長の加藤浩子さん(72)は「仙台で新しい友達ができたけれど、やっぱり女川に来ると落ち着く。優しいメンバーの笑顔は力になる。可能な限り通いたいね」と意気込む。

 活動は、毎月第2・4木曜日に女川町まちなか交流館。時間は、1~3月が午後1時~2時半、4~12月が午後1時半~3時半。メンバーを募集中。連絡先は高野会長080(6029)3615。

【2018年1月23日(火)石巻かほく掲載】

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健幸お茶会(東松島)

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なかま

◇趣向凝らし笑顔広がる

 健康維持、増進を目的とするお茶飲みサークル。主宰するのは、前原ひろみさん(56)=東松島市小野=。スタートしたのは4年ほど前という。

 「東日本大震災後、女性同士で集まる機会が少なくなったので、お茶飲みを通して皆さんが少しでも笑顔になってくれれば…」と、始めたきっかけを説明する。当初は10人未満の参加だったが、口コミなどで年々増加し、現在は、20代から80代の幅広い年代の人たち30人以上(男性、夫婦含む)となった。

 お茶飲みだけでなく、うどん作りを通した足踏みや、脳トレといった趣向を凝らしたさまざまな健康維持、増進メニューを毎回用意し、参加者たちを楽しませている。

健幸お茶会(東松島)

前原さん(右端)の指導の下、ラフターヨガに挑戦する参加者。テーブルにはきんつばと梅干し、お茶が並んだ

 27日は、笑いとヨガの呼吸法を組み合わせたエクササイズ「ラフターヨガ」を行い、18人が挑戦した。会場の東松島市矢本東市民センターは、熱気と笑いに包まれた。ラフターヨガで心地よい汗をかいた参加者たちは、取り寄せたきんつば(3種類)と蜂蜜入りの梅干しでお茶飲みを開始。笑い声が絶えない和やかな雰囲気の中、充実した時間を過ごした。

 前原さんは「とにかく皆さんに笑顔でいてもらいたい。笑顔は健康の源。笑顔の輪が人から人へとつながればうれしい」と話している。

 会は毎月土曜日か日曜日の1回。午後1時~3時。参加費はお茶やお菓子代などの500円程度。だれでも参加可能。連絡先は前原さん080(1813)5149=月と金の午前11時~午後3時。

【2018年1月30日(火)石巻かほく掲載】

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